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ある結末 [出来事]

緊急の呼び出しを受けて、再び病院へ。

今回は、かなり危険な状態。
最高血圧が突然下がり、70からさらに下がってきている。
体温は39℃を超え、苦しそう。
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血中酸素濃度も低下気味。
既に鼻カニューラを酸素マスクに変更、3.5l/mの酸素を送っているのに、一時は60%近くに低下。

進行してしまった間質性肺炎なので、もはや対応する手段がない。

最高血圧は、遂に40台にまで低下。
心拍に合わせた頸動脈の動きも、次第に弱まってゆく。

夜半過ぎから、血圧が僅かに上昇し、体温も37℃台に低下。
小康状態に。

しかし、そのときは突然に訪れた。
このまま容態が安定するかも、と期待を持ち始めた午前9時30分、突然に小さな嗚咽にも似た声を上げ、首を大きく伸ばしたところで、一瞬動きが止まる。
ため息ともつかない小さな声が上がり、頭は氷枕に落ちて、少しバウンド。

心拍と呼吸が同時に止まり、この人の人生は終わった。
もはや、私に母の日が来ることはない。


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